2005年2月28日
イチゴ作り HB-101で糖度が大幅アップ、大玉がさらに大玉に!
HB-101の糖度アップ効果には驚かされるばかりです。
色々と公私に多忙でHB-101をイチゴにやる時間がなかったため、イチゴを出荷している市場の人に甘味が落ちたねと言われ、糖度を計ってみたら、何と4度とか5度でした。あわててHB-101をやりました。
HB-101をやっていると、糖度13度ほどの素晴らしくおいしい、イチゴが出来ます。
いくら忙しくても、HB-101は、どんどん使わなければと肝に銘じています。
私は、昭和8年7月25日生まれ、高等2年終了後の昭和23年頃より農業に専業従事しております。
最初は米とトマトを手がけていましたが、伊勢湾台風の翌年の昭和35年よりイチゴ専業に切り換えました。
最初は、「芳香早稲」、次に「麗紅」、その次に「女峰」といろんな品種を生産してきました。
そのうちに、自分で新品種を作りたいと思うようになりました。
というのは、それぞれの品種には良い点もあるけれど、悪い点もある。
例えば、「女峰」では小さく、「トヨノカ」では葉かげの色が出ない。
「アイベリー」では奇形が多く、黒くなるという欠点がありますが、こんな難点を克服して自分でいい品種を作りたいと昭和50年頃より研究を開始しました。
そして、「麗紅」、「メイホウ」、「アイベリー」、「女峰」等を色々かけあわせたりして、自分で納得出来るものが出来たので「ファーストレディー」と名づけ、農林水産省に品種登録の申請をし、平成9年11月14日に登録されました。
私自身は、「ファーストレディー」の品種に固定し、生産をはじめて約8年目になりました。
「ファーストレディー」は大玉で色が良いのが特色です。
品種登録され、日本農業新聞で発表されたので、各地から団体で見学に来られたり、「ファーストレディー」を生産される農家もかなり増えていく様です。
私のイチゴの栽培面積は、二反六畝位で、肥料は、六・五・五の有機肥料を反当28kg、推肥はチップ推肥を反当1トン投入します。
HB-101で糖度が大幅アップし、大玉がさらに大玉になり、大変よろこんでおります。
今は、後継者の息子に早く嫁が来ればいいなぁと思っております。