2021年4月1日
HB-101使用前と使用後の変化について。
作物 | 株数 | 収量(令和1年) | 収量(令和2年) | 差 | 増減 |
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ナス | 108株 | 4402個 | 5946個 | +1544個 | 35% 増 |
大玉トマト | 130株 | 1370個 | 3112個 | +1742個 | 127% 増 |
ミニトマト | 120株 | 7461個 | 18811個 | +11350個 | 152% 増 |
キュウリ | 120株 | 3301本 | 5193本 | +1892本 | 79% 増 |
上がHB-101使用前の令和1年と、HB-101使用後の令和2年の対比表です。HB-101の使用結果は① 病気の進行が抑制され、② 花の大きさがアップし、③ 収量が増加しました。令和1年も令和2年も無農薬栽培で、堆肥と有機肥料( ぼかし) の量はさほど変わりません。令和2年は5月初旬にハウスへ入植してから70日後にHB-101の散布を始めました。その頃、キュウリとナスの葉はダニ、うどんこ病、モザイク病が出始めた時でした。二週間に一度、HB-101の千倍液の散布を葉と土壌に始めると、病気にかかった葉はそれ以上枯れなくなり、きれいな大きめの花が咲き、順調な収穫が始まりました。令和1年は曲がりや変形や未熟が多かったのに、令和2年はどれも立派な作物でした。10月が近づくにつれ北海道はハウスでも急激に気温が下がります。9月に入って二週間に一度のHB-101の千倍液の散布に加えて、毎日、HB-101の十万倍液の散布を励行しました。その結果、暖房は一切使っていないのに、9月になっても勢いが衰えず、葉っぱが元氣で花が咲き続け、生り続けたので、令和2年は11月末までハウスを締める事が出来ませんでした。すると、令和2年は積雪が早く、後片付けが大忙しでした。大玉トマト、ミニトマトは昨年とは比較にならないほどの収穫を得る事ができ、今までの無農薬での五段、六段栽培の限界を大幅に越える八段、九段栽培に届く事が出来ました。作物が元氣を無くした夕方に、HB-101を散布すると、翌朝には元氣になるとのフローラの川瀬善業社長の話は生鮮無農薬野菜農家にとって夢の一言です。私には四人の子供が居りますが、朝、子供の顔が元氣な程、幸せな日はありません。HB-101農法の未来は本当に楽しみです。少々害虫や病はっ氣が発生していても、葉や根の元氣が無なくならないので、長く太く収穫が出来ます。令和2年は栽培中期からのHB-101の使用でも、びっくりする成果がありました。令和3年は播種からHB-101を使用できるので本当に楽しみです。私達は完全無農薬栽培でずっと挑戦してきたので、HB-101の良さを十分に感じています。令和3年は深川農場の全作物にHB-101を軸に最初から最後まで実践したいと思っています。有機肥料も最小限に抑え、令和2年の10月から椴松のバーク(樹皮)を二百トン運んで来て、鶏糞、米ヌカ、稲わらで堆肥を作っています。これをベースに元肥で1㎡50グラムの有機配合とHB-101のみで戦ってみようと思っています。