2006年3月14日
馬鈴薯の収穫が約2倍になり病害、虫害がほとんど出なくなりました
馬鈴薯を3ヘクタール、サトウキビを10ヘクタール栽培し、ヤギ26頭を飼育しています。
今回は馬鈴薯にHB-101を使った結果を報告します。
種芋の植え付けは10月、発芽が始まってから3ヘクタールにHB-101を反当り100ccを点滴灌水チューブで植え付け後20日目と40日後に合計2回流しただけ、対処区として約100m×2列は水だけ流しました。
1週間ほどで、樹勢に差が出始め、日が経つにつれて不安は確信に変わり、いよいよ1月20日収穫の始まりです。
殆どの芋がLサイズと2Lサイズで箱に入った芋は選別した後みたいです。
1ヘクタール収穫が終わって集計すると何と反当り3トンあり、従来は反当り1.5~1.8なので、17年間馬鈴薯を作っているがこんなことは初めての経験です。
見学に来る方々も多く、皆ビックリ、市場のバイヤーも見に来られ、今までに無い特別価格で取引が確定しました。
今、南と北の大東島で私はジャガイモが3トンも出来たと話題になっています。
結果をまとめると次の通り。
①生産量が2倍になった。販売総数は80トンでした。
②対象区は1列から75キロ少なく、はっきりと差がでた。もちろん病害虫も多い。
③農薬は1回も使っていないのに病気や虫害は3ヘクタールから10個以内だけ。
④不良品が出ないのでヤギのエサは別で手当てすることになった。少し位は不良品が出た方が良いかもと冗談が出るほどです。
⑤品質が良くなった関係で人件費も約3分の1になった。
3ヘクタールの収穫作業は例年だと3名で約60日かかっていたが、今回は数量が約2倍にもかかわらず、1月20日から始まり、2月14日で終わってしまい、なんと半分以下の26日で終わってしまいました。
また、選果場でも異変、例年までは、夜の8時や9時まで11名で作業していたが何と5時には終了しています。
日数と時間減で、経費が3分の1となります。
今回はサトウキビにも使って農業は儲かることを実証したいと張りっ切っております。